コラム

慢性胃炎

慢性胃炎は、胃の粘膜の胃液分泌腺が少なくなる事(萎縮)によって起きる病気です。ヘリコバクター・ピロリによる感染や塩分の摂り過ぎに関連すると言われてます。症状は胃の不快感・胸やけ・吐き気・みぞおちの痛み・腹部の膨満感があげられますが、無症状のまま進行していくというケースもしばしばあります。

検診時の内視鏡検査などで発見されるという事がほとんどです。治療としては、ヘリコバクター・ピロリの除菌や塩分摂取量を減らす事で胃炎の進行を止める事が出来るとされてます。ただし、完全に元通りというわけにはいかず、症状に合わせて薬を服用しながら進行を抑えていくという事になります。

この慢性胃炎は高齢になるにつれて発症するという頻度も高くなり、慢性胃炎から胃がんになりやすいという報告も上がっています。もしも慢性胃炎と診断されたら、少なくとも2年に1回程度は定期的な胃の内視鏡検査などが必要になります。

ヘリコバクター・ピロリの除菌・胃薬の内服・減塩食によって治療にあたると共に、暴飲暴食は避け、規則的な生活を送るよう心がける事がとても大切です。

おすすめ